エマニュエル

12歳

コロンビア コロンビア

1万キロの旅

エマニュエルの旅路

※実際の経路を示すものではありません
※スマホ内の映像にエマニュエルは登場しません

幼いころから国から国へと移動してきたエマニュエルさん。
約1万キロにもおよぶ旅路の途中で、ときに「難民」と呼ばれ、ときに「移民」と呼ばれてきました。
今の目標は、メキシコに行くことです。ダリエン地峡と呼ばれる危険な熱帯ジャングルを越えなければいけないけれど、今より良い生活ができると思うから。

『算数が好き。でも、しばらく勉強できていないから、それほど得意じゃないかな』

エマニュエルさんは、自分が必要なお金は自分でかせがなければと思っています。これまで、両親の収入では、食べることと住む場所を確保するのがやっとだったから。
貧しさにたえ、きびしい環境で生きてきたエマニュエルさんは、ときどき、とても12歳とは思えないほど、おとなびた表情を見せます。

『ぼくの旅の終わりに、人が死ぬこともなく、差別もない世界が待っているといいな』

故郷を追われた子どもたち

※数値・データはすべて2022年時点のものです。

安心して暮らせる場所、今より良い生活ができる場所をもとめて、多くの子どもたちが移動を続けています。
紛争や貧困、気候変動……さまざまな理由で、生まれ育った場所、住み慣れた故郷を離れた子どもたちの旅路には、たくさんの危険が待ちかまえています。
正規の手続きではない方法で国を脱出しようとすると、わるい業者によって高いお金を払わされたり、ゴムボートで海を渡るような危険な移動手段を取らされたり、ぎゅうぎゅうづめのトラックの荷台に長時間押し込まれたりして、命をうしなうことがあります。
運よく国境を越えられたとしても、不法入国した犯罪者としてつかまり、刑務所に入れられることもあります。
また、保護者がいないまま移動している子どもたちには、人身売買や性暴力の危険がつきまといます。
そして、もし子どもたちが目的地にたどりつけたとしても、頼る人がいなかったり、言葉や文化がちがったりして、その暮らしは簡単ではありません。さまざまな困難と差別が待っていることがあります。

「ある少女の物語」

チャド湖畔で起きた武力衝突から逃れるため、ふるさとを追われ、危険と隣り合わせの移動を強いられた少女の物語です
(※実際に体験した事実をもとに制作された映像です)

故郷を追われたことで、
子どもたちがうばわれているものはなんでしょう?

あなたの「たからもの」は
なんですか?

シリアで内戦がはじまったとき、
着のみ着のままで逃げだした子どもたちが手にした「たからもの」。
もしあなただったら、なにを持ちだすでしょうか?

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